お 1 人様用 Mastodon を立てながら Mastodon について想うこと

まず、表題の前半にある通り、遅ればせながら、お 1 人様用 Mastodon を立てました。分散していきましょう。よろしくお願い致します。

https://mastodon.m0t0k1ch1.com/@m0t0k1ch1

で、表題の後半。想うこと。あんまり難しい話なしで、感じたことベースでホワーっと書こうと思う。いわゆるポエムになりそう。あと、Mastodon についての説明をするつもりはないので、そもそも Mastodon のことを知らない人にとってはよくわからない内容になるとは思います。「まあ、謎であることも魅力の 1 つでしょう」とか言っておきます。

書いてるうちに何が言いたいかわからなくなる可能性が高いので、先に言いたいことをざっくり書いておくと、

  • この流れを「流行」という 2 文字で終わらせたくないし、終わるべきでもないと思うので、がんばる

みたいな感じです。

自分にとっての Mastodon

自分でインスタンスを立てて参加して、トゥートして、既にこのムーブメントに乗っかってる人たちのやりとりを見て、まず想ったこと。「あ、これ楽しいわ」っていう。Mastodon 単体としてではなくて、この Mastodon を取り巻く雰囲気、ストリーム。その中にいる楽しさ。何かが渦巻いてる。ちなみに、この「渦巻いてる」っていう表現、自分はすごく好きで、渦巻いてるものの良悪関係なく、渦巻いてること自体が好き、みたいな感覚で使う。どうでもいいか。

自分は去年、直感的に Blockchain(Bitcoin)に惹かれて(もちろんそれだけではないが、この直感が一番重要だと思ってる)転職して、その直感と向き合える環境に突っ込むという選択をした。その選択をしたことが、自分の中でよりしっくりきた。Mastodon を通して直感が実感になってきた、という感覚。

Mastodon は、「Winny や Bitcoin の初期段階に乗っかり損ねた自分が、初めて初期段階から乗っかれる P2P 」という存在という意味でも貴重なんだと思う(プロトコルの OStatus に関しては初期段階とは言えない気がするけど。。)。Winny や Bitcoin、もっと言うとインターネットの初期段階の雰囲気ってこれに近かったのかなあ、すごく面白かったんだろうなあ、今もしかしてそれがもっかい起ころうとしてるのかなあ、などと想像が膨らんだ。

もちろん、Mastodon が理想形でこれだけで世界が変わるとは思わないし、既に顕在化してる問題(Mastodon についてというよりかは、もともとあったものが顕在化してる感覚ではある)もあるけれど、少なくとも、流れは起こしてる。まずココが重要だと思う。これ、起こそうと思ってなかなか起こせるもんじゃない。日頃 Blockchain と向き合っているがゆえに、より強くそう感じてしまう部分もあるかもしれないが、この流れを潰すのが一番もったいないなと思う。

Bitcoin だって今や世界最大規模の Blockchain だけど、まずそこまで育ったという「過程」、もっと言えば、非中央集権でありながら(これは逆接ではなく順接なのかもしれないが)そこまで育った「奇跡」を見過ごしてはいけないと思う。あと、日本には Winny の一件があるということも忘れてはいけないと思う。

別に Mastodon だって案外すぐに廃れてしまう可能性は十分にある。でも、せっかくここまでのムーブメントが起こってるんだから、Mastodon だけを見るんじゃなくて、もっと広くこのムーブメントをとらえて、この雰囲気、ストリームに乗っかる人が増えると、楽しい世界になりそうだなと思う。先のことは、乗っかった人みんなで考えればいいし、乗っかった人みんなでいい方向に持っていけばいい(オープンソースなんだし)。「非中央集権」「自律分散」とかって漢字で書くとなんだか堅苦しいけど、そういうことなんじゃないかなと思う。

誰か 1 人や 1 企業が制御できるわけじゃない。何が起こるかわからない。そういう世界に突入する楽しさ。ブリコラージュ的なワクワク。インターネットが生み出した巨人達の世界をもう一度ひっくり返せるのは、こういう流れなのかなと思う。

そして、その流れがまさに自分にとっての「今」起ころうとしていて、それを存分に体感できる立場にあるという幸せ。Blockchain にフルに携われる環境にいること、そもそもエンジニアであるということ。これを噛み締めながら、Blockchain という別の切り口がメインではあるけど、自分もこのムーブメントにしっかり乗っかっていきたいと思う。

Mastodon、加速させてくれてありがとう!楽しむドン!

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